2017年07月01日
ICS M1 ガーランド 施工記録

機種:M1 GARAND
メーカー:ICS
方式:電動
弾:6mmBB弾
状態:新品
初速:0.2g弾で約93m/sec(写真撮り忘れ)
サイクル:セミオート専用
1. インナーバレルの交換
純正のインナーバレルが610mmと長く、シリンダー容量が不安だったのでそれより短いバレルに交換した。
メーカー:KM企画
対応機種:マルイAKシリーズ
長さ:460mm
内径:6.04mm
インナーバレルが短すぎるとアウターバレル内に弾が接触する恐れがある為、ある程度長さがあるAKサイズを採用した。また初速を補う為に6.04mmのタイトバレルを選んでいる。
インナーとアウターバレルの隙間を埋めるべく、インナーバレル先端にOリングを取り付けてブレ止めを行った。
2. ホップパッキンの交換
純正のホップパッキンは固く、命中精度が期待できないので東京マルイのパッキンと押しゴムに交換した。
メーカー:東京マルイ
対応機種:マルイ電動ガン
固さ:柔らかめ
柔らかいゴムでできているため、命中精度向上のほかにも対応する弾の種類や重量も広がる。
3. べベルギアの交換
純正べベルギアはラッチ枚数が4枚しかなく、ギアの戻る音が気になったので、ラッチ枚数が10枚の東京マルイ次世代用べベルギアに変更した。
メーカー:東京マルイ
対応機種:次世代電動ガン
ラッチ枚数:10枚
ラッチ枚数が純正から倍以上に増えた為、ギアの戻りが全く無くなる。つまり次弾発射までが早くなる。
またモーターも東京マルイ製を採用するため相性も良い。
4. モーターの交換
純正のモーターはとても磁力が強く特性も不明なので、燃費・トルク・スピードの三拍子揃った東京マルイのモーターに交換した。
メーカー:東京マルイ
対応機種:電動ガン
軸長さ:ショートサイズ
特性:低燃費・ハイトルク・ハイスピード
ピニオンギアと接するべベルギアも東京マルイ製のため相性も良い。
M1ガーランドはセミオート専用なのでトリガーレスポンスを重視した。
5. タペットプレートの切削
チャンバーへ弾の送り込みをスムーズにし、1サイクルのスピード向上のためにタペットプレートのメカボ接触ヵ所の切削を行った。
切削:両側二ヵ所
幅:約15mm
深さ:約5mm
M1ガーランド専用パーツなので派手な切削は行わななかったが、材質は良さそうなので破損の心配はないと考えられる。
6. シリンダーの研磨
ピストン圧縮時の気密を高めるためと、ピストン抵抗を減らすためにシリンダーを研磨した。
研磨剤:ピカール
施工:手作業
シリンダーの材質は真鍮にメッキがかけられており、滑りや耐久性も申し分ない。
小傷を消したことでさらに性能を向上出来ると思われる。
7. メカボックスの研磨
ピストンとタペットプレートの動作抵抗を減らすためメカボックス内部を研磨した。
研磨剤:耐水ペーパー・ピカール
施工:手作業・バフ付きリューター
電動ガン発射中、最も激しく動作する部分を鏡面になるまで研磨を行うことで動作抵抗を減らして1サイクルのスピードを向上させることと、パーツの摩耗を抑えることが出来ると思われる。
8. 軸受の接着
軸受が指で簡単に外れてしまうため接着を行った。
接着剤:ロックタイト
接着を行うことでギアの剛性や噛み合いが良くなり、回転がスムーズになる。
9. スプリングの交換
初速を上げるため、純正スプリングよりも長く固そうなBATONのスプリングに交換した。
メーカー:BATON
固さ:80
長さ:174mm
仕上げ:メッキ
純正は引き始めから固さを感じるが、BATONは始めはしなやかで徐々に固くなってくる感じであった。
この特性から発射のレスポンスを上げつつ初速も上げることが出来ると思われる。
10. フルオートスイッチの追加
M1ガーランドはその構造上、トリガーロックした際に解除する方法が無いためフルオートスイッチを増設した。
スイッチ:タクトスイッチ
位置:ストック内
サイクル:未計測
ストックの蓋を開けるとすぐに操作できる配置にした。
スイッチを押している間だけ、フルオートで発射される。
使う際にはマガジンを抜き、人のいない安全な方向に銃口を向けて一瞬だけスイッチを押すようにする。
その他、細かな内容は割愛させて頂きます。
初速計測
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